海外ジャーナルレビュー : 「生活習慣病」

CKDのT2D患者にfinerenone:FIDELIODKD
Effect of Finerenone on Chronic Kidney Disease Outcomes in Type 2 Diabetes [ 原文(アブストラクト)を読む⇒ ]

カテゴリー:生活習慣病
ジャーナル名:The New England Journal of Medicine
年月:December 2020
巻:383
開始ページ:2219
【背景】
非ステロイド性選択的ミネラルコルチコイド受容体拮抗薬finerenoneの腎有用性は。University of ChicagoのBakrisら(FIDELIODKD)は、慢性腎臓病(CKD)の2型糖尿病(T2D)患者5,734名を対象として、同薬の長期的腎・心血管系効果を検証するRCTを行った(対照:プラセボ)。患者は、尿中A/C比が30以上300未満、eGFRが25mL以上60mL未満/分/1.73m2で、糖尿病網膜症を有するか、または尿中A/C比が300-5,000で、eGFRが25mL以上75mL未満/分/1.73m2であった。一次複合アウトカムは、腎不全・eGFR 40%以上減・腎原因死亡である。
【結論】
中央値2.6年の追跡で、finerenoneの一次アウトカム効果を認めた(HR:0.82)。有害事象頻度に群間差はなかった。高カリウム血症に関連する試験中止率は実薬群が高かった(2.3% vs. 0.9%)。
【評価】
同主題の先行試験(https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/26325557/)を確認するする結果である。DM腎症に特化した最終的検証(FIGARO-DKD)結果が間もなく発表されよう(https://www.clinicaltrials.gov/ct2/show/NCT02545049)。
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大規模臨床試験、新規の薬・機器・手法・因子・メカニズムの発見に関する文献を主に取り上げ、原文の要約と専属医師のコメントを掲載。
(制作協力:Silex 知の文献サービス

取り上げる主なジャーナル(生活習慣病)
Journal of the American Medical Association (JAMA)、The New England Journal of Medicine (NEJM)、Lancet、Diabetologia、Diabetes Care (Diabetes Care)
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