海外ジャーナルレビュー : 「生活習慣病」

T2DM関連遺伝子群と関連する癌は
Is Type 2 Diabetes Mellitus Causally Associated with Cancer Risk? Evidence From a Two-Sample Mendelian Randomisation Study [ 原文(アブストラクト)を読む⇒ ]

カテゴリー:生活習慣病
ジャーナル名:Diabetes
年月:April 2020
巻:Online first
開始ページ:Online first
【背景】
2型糖尿病(T2DM)が癌リスクを高めることは確実視されているが、関連の機構等詳細は未だ不詳である。スウェーデンKarolinska InstitutetのLarssonらは、Breast Cancer Association Consortium(BCAC)とUK Biobankのサンプルからのメンデルランダム化法により、T2DMと全がん・部位別がんリスクの関連を検討した。
【結論】
T2DMの遺伝子素因は、膵癌(1.13)・腎癌(1.08)・子宮癌(1.08)・子宮頸癌(1.07)の高オッズ、食道癌(0.89)・メラノーマ(0.93)の低オッズと関連していたが、他の16部位別がんおよび全がんとの関連はなかった。空腹時血糖値と癌の因果関係を裏付けるエビデンスは不十分だった。遺伝子から予測された空腹時インスリン値は、子宮癌・腎癌・膵癌・肺癌リスクと関連した。
【評価】
多くの研究がある主題だが、UK Biobankのビッグデータと連動させることで遺伝子ベースの関連をより明らかにした。全がんおよび高頻度4がん(肺・大腸・乳房・前立腺)との関連の否定が印象的である。
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(制作協力:Silex 知の文献サービス

取り上げる主なジャーナル(生活習慣病)
Journal of the American Medical Association (JAMA)、The New England Journal of Medicine (NEJM)、Lancet、Diabetologia、Diabetes Care (Diabetes Care)
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