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カテゴリー: | 生活習慣病 |
ジャーナル名: | Diabetologia |
年月: | January 2020 |
巻: | Online first |
開始ページ: | Online first |
【背景】
欧米研究で赤身肉の糖尿病リスクが報告されているが、中国人では。イギリスUniversity of OxfordのDuらは、2004〜2008年のChina Kadoorie Biobank登録者512,000名のデータの前向解析により、赤身肉・鶏肉・魚肉摂取と糖尿病発生の関連を検討した。
【結論】
体脂肪他の交絡因子の調整後に、赤身肉・魚肉のT2D発症リスクを認めた(摂取量50 g/日増毎のリスク増:各HR:1.11・HR:1.06)。両食材のリスクは都市部でより顕著だった。鶏肉摂取にはT2D発症リスクを認めなかった。
【評価】
赤身肉のT2Dリスクは報告が多いが、魚肉に関しては両論があり、2011年のBWH論文は、長鎖ω3脂肪酸がリスクである、としている(https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/20980491)。