海外ジャーナルレビュー : 「生活習慣病」

電子タバコ・vaping製品関連肺損傷60例を報告
Clinical presentation, treatment, and short-term outcomes of lung injury associated with e-cigarettes or vaping: a prospective observational cohort study [ 原文(アブストラクト)を読む⇒ ]

カテゴリー:生活習慣病
ジャーナル名:The Lancet
年月:November 2019
巻:Online first
開始ページ:Online first
【背景】
電子タバコ・vaping製品関連肺損傷(E-VALIまたはVALI)が米国で急増している。Intermountain Medical CenterのBlagevらは、2019年6月27日〜2019年10月4日のユタ州におけるE-VALI患者の臨床経過・治療・短期アウトカムの詳細を報告している。
【結論】
E-VALI診断患者は60名、33名がICU入院した。53名に器質症状があり、59名に呼吸器症状、54名に消化器症状があった。54名に抗菌薬、57名にステロイドが投与された。6名が2週間以内にICUまたは病棟に再入院し、うち3名がvapingまたは電子タバコ使用による再発であった。
2週間以内にフォローされた26名の多くに胸レ(67%)・肺機能検査(67%)の残留異常があった。2名が死亡したが、死因は不明であった。
【評価】
現在E-VALIは全米で大問題になっているが、これは全州地域コホートに関する初めてのまとまった報告である。CDCによると、米国で2019年3月からE-VALIの報告が始まり、2019年10月31日には1,888例が報告されている。患者年齢中央値は24歳だが、最年少はわずか13歳、患者の70%は男性である。肺損傷の原因因子に関する現在の有力説は、THCとその安定化剤としてのVEのようである(https://www.fda.gov/safety/medical-product-safety-information/lung-injury-update-fda-warns-public-stop-using-tetrahydrocannabinol-thc-containing-vaping-products)。
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大規模臨床試験、新規の薬・機器・手法・因子・メカニズムの発見に関する文献を主に取り上げ、原文の要約と専属医師のコメントを掲載。
(制作協力:Silex 知の文献サービス

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Journal of the American Medical Association (JAMA)、The New England Journal of Medicine (NEJM)、Lancet、Diabetologia、Diabetes Care (Diabetes Care)
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