|
カテゴリー: | 生活習慣病 |
ジャーナル名: | The New England Journal of Medicine |
年月: | October 2019 |
巻: | Online first |
開始ページ: | Online first |
【背景】
Control-IQは、新規ハイブリッド閉ループ人工膵臓(Closed-Loop Control: CLC)である。University of VirginiaのKovatchevら(iDCL) は、14〜71歳の1型糖尿病(T1DM)患者168名を対象としてその有効性・安全性を検証するRCTを行なった。患者を2:1の割合でCLC群とセンサー付きポンプ群に割り付けた。一次アウトカムは、血糖値が目標範囲値内(70〜180 mg/dL)に留まった時間割合である。
【結論】
Control-IQ CLCの一次アウトカム有効性を認めた(介入群:ベースライン61%から71%へ、対照群:59%)。また二次アウトカム(高血糖時間率・平均血糖値・HbA1c値・低血糖時間率)でも有効性を認めた。両群とも重大低血糖イベントの報告はなかった。
【評価】
新しいポンプとセンサーを組み合わせたアルゴリズム・製品で、有効性を確認した。すでにFDA許可申請中である。