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カテゴリー: | 生活習慣病 |
ジャーナル名: | JAMA Internal Medicine |
年月: | September 2019 |
巻: | Online first |
開始ページ: | Online first |
【背景】
過体重・肥満患者の身体活動量増加にインセンティブ付きゲーム化介入は有効か。University of PennsylvaniaのPate(STEP UP)らは、Deloitte Consulting社員中BMI 25≦の過体重成人患者602名を対象としてこれを検証する36週RCTを行なった(対照:歩数測定のみ)。介入は、サポート・協力・競争の3群に割り付けた。一次アウトカムは、ベースラインから介入24週後の歩数/日の変化である。
【結論】
3種全ゲーム化介入の一次アウトカム有効性を認めた(調整変化量:競争群920・サポート群689・協力群637)。しかし、フォローアップ期間中では、競争群のみが有意な歩数増を維持した(競争群569・サポート群428・協力群126)。
【評価】
ゲーミフィケーションは様々な健康関連アプリに使用されているが、このテーマに関しては初めての大規模・長期RCTである。コンサル会社の若手社員を対象としてお金を払った状況での競争ゲームの有効性が示されたが、著者らは、今後パーソナリティ毎に最適なゲームをみつけるべき、としている。