海外ジャーナルレビュー : 「生活習慣病」

「DM」の分類は2型から5型に?
Risk of diabetes-associated diseases in subgroups of patients with recent-onset diabetes: a 5-year follow-up study [ 原文(アブストラクト)を読む⇒ ]

カテゴリー:生活習慣病
ジャーナル名:The Lancet Diabetes & Endocrinology
年月:September 2019
巻:7
開始ページ:684
【背景】
The German Diabetes Study(GDS)は糖尿病の様々な部分表現型による疾患コースの違いを判別することを目指す前向長期研究で、年齢・BMI・FBS・ホメオスタシスモデル評価・膵島自己抗体に基づくクラスター解析を行っている。同研究のZaharia(ドイツ Heinrich Heine University)らは、5年間フォローアップ結果を発表している(n=1,105)。
【結論】
参加者はベースラインで5クラスターに類別された。MARD(mild age-related diabetes:35%)・MOD(mild obesity-related diabetes:29%)・SAID(severe autoimmune diabetes:22%)・SIRD(severe insulin-resistant diabetes:10%)・SIDD(severe insulin-deficient diabetes:3%)であり、5年時点での再分類は極少だった。ベースラインの全身インスリン感受性はSIRDが他型 より低かった。ベースラインの空腹時脂肪組織インスリン抵抗性は、SIRD・MODが他型より高かった。新規糖尿病診断者では、ベースラインの肝細胞脂肪量(服薬調整後)はSIRDで最も多かった。5年後の肝線維化はSIRDが他型より高頻度だった。ベースラインの糖尿病性知覚障害は、SIDDが他型より高頻度だった。
【評価】
T1/T2という分類の見直し機運があり、2018には北欧グループが同様なクラスター解析法で5型の新分類を提案している(https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/29503172)。このドイツ研究との異同が検証されることになるが、2型分類が5型分類に代わるかどうかは不明である。
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(制作協力:Silex 知の文献サービス

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