海外ジャーナルレビュー : 「生活習慣病」

無治療T2Dはアルツハイマー病発症リスク
Importance of Treatment Status in Links Between Type 2 Diabetes and Alzheimer Disease [ 原文(アブストラクト)を読む⇒ ]

カテゴリー:生活習慣病
ジャーナル名:Diabetes Care
年月:May 2019
巻:42
開始ページ:972
【背景】
2型糖尿病(T2D)とアルツハイマー病(AD)との関連が注目されている。University of Southern CaliforniaのMcIntoshらは、Alzheimer Disease Neuroimaging Initiative(n=1,289)参加者を対象として、ベースラインで認知症のなかった参加者をフォローアップ横断時点で正常血糖(EU群)・プレT2D(PD群)・無治療T2D(UD群)・治療中T2D(TD群)各群に分類し、MRIおよび脳脊髄液(CSF)中リン酸化タウ蛋白(p-tau)・総タウ蛋白(t-tau)・β-アミロイド1-42(Aβ1-42)を評価した。
【結論】
UD群は、EU群・PD群・TD群よりp-tau・t-tau・p-tau/Aβ1-42レベルが高く、EU群・PD群よりt-tau/Aβ1-42レベルが高かった。UD群は、EU群より高率に認知症に進行していた(HR:1.602)。
【評価】
大規模集団でCSF中タウを実測し、T2Dは無治療の場合ADと関連するが、治療されている場合はADと関連しない、と示唆した興味深い研究である。 
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(制作協力:Silex 知の文献サービス

取り上げる主なジャーナル(生活習慣病)
Journal of the American Medical Association (JAMA)、The New England Journal of Medicine (NEJM)、Lancet、Diabetologia、Diabetes Care (Diabetes Care)
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