海外ジャーナルレビュー : 「生活習慣病」

AtrasentanをT2D患者の腎障害軽減に使用
Atrasentan and renal events in patients with type 2 diabetes and chronic kidney disease (SONAR): a double-blind, randomised, placebo-controlled trial [ 原文(アブストラクト)を読む⇒ ]

カテゴリー:生活習慣病
ジャーナル名:The Lancet
年月:April 2019
巻:Online first
開始ページ:Online first
【背景】
Atrasentan(選択的エンドセリン受容体サブタイプAアンタゴニスト)は2型糖尿病(T2D)患者の腎障害進行防止に有効か。オランダUniversity of GroningenのHeerspinkら(SONAR)は、これを検証するRCTを行った。成人T2D患者(最低4週間RAA系阻害薬を服用しeGFR 25-75 mL/min per 1.73 m2、UACR 300-5000mg/g)を同薬服用群とプラセボ群に割り付け、中央値2.2年間フォローアップした(n=2,684)。一次エンドポイントは、血清クレアチニン値の2倍(≧30日)または末期腎不全(eGFR <15mL/min per 1.73 m2 ≧90日、透析≧90日、腎移植、腎不全による死亡)である。
【結論】
Atrasentanの一次エンドポイント効果を認めた(HR:0.65)。介入群はプラセボ群より水分再吸収・貧血が多く認められた。心不全入院・死亡は介入群が非有意に多かった。
【評価】
同薬は前立腺癌P3で失敗したもので、T2D患者を対象としたこのSONARもAbbVieは無益とみて中途放棄していた。研究グループは最後まで遂行して最終結果をポジティブと判断した。異論は残りそうであり、併用薬としてのポジションを求めることになろう。
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(制作協力:Silex 知の文献サービス

取り上げる主なジャーナル(生活習慣病)
Journal of the American Medical Association (JAMA)、The New England Journal of Medicine (NEJM)、Lancet、Diabetologia、Diabetes Care (Diabetes Care)
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