海外ジャーナルレビュー : 「生活習慣病」

栄養補助サプリは有益、それとも有害?
Association Among Dietary Supplement Use, Nutrient Intake, and Mortality Among U.S. Adults: A Cohort Study [ 原文(アブストラクト)を読む⇒ ]

カテゴリー:生活習慣病
ジャーナル名:Annals of Internal Medicine
年月:April 2019
巻:Online first
開始ページ:Online first
【背景】
栄養補助サプリメント使用が流行しているが、延命効果は。Tufts UniversityのZhangらは、米国民死亡データとNational Health and Nutrition Examination Surveyアンケート調査データをリンクさせ、成人30,899名のサプリメント使用と、全原因・癌原因・心血管疾患(CVD)原因死亡の関連を検討する前向コホート研究を行なった。
【結論】
ビタミンA・ビタミンK・マグネシウム・亜鉛・銅の適量摂取は全原因死亡・CVD原因死亡低下と関連したが、この関連は食品による摂取のみでみられた。カルシウムの過剰摂取は癌原因死亡リスクの増加と関連し(摂取許容量「超」 vs. 「以下」の調整レート比1.62)、この関連は食事からではなく、カルシウムサプリメントによる摂取のみでみられた。
【評価】
サプリの使用では延命できないが良い食事では延命できる、またカルシウムサプリは危険、という結論である。サプリメントの長期効果の検証は食事と似て困難で、ここでの結論にも懐疑的コメントは多い。ビタミンDサプリなどは、消化系がん再発抑制のスタンダードとなる可能性さえある(https://jamanetwork.com/journals/jama/article-abstract/2730111)。
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(制作協力:Silex 知の文献サービス

取り上げる主なジャーナル(生活習慣病)
Journal of the American Medical Association (JAMA)、The New England Journal of Medicine (NEJM)、Lancet、Diabetologia、Diabetes Care (Diabetes Care)
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