海外ジャーナルレビュー : 「生活習慣病」

よいのか悪いのか、卵・コレステロールの食事摂取
Associations of Dietary Cholesterol or Egg Consumption With Incident Cardiovascular Disease and Mortality [ 原文(アブストラクト)を読む⇒ ]

カテゴリー:生活習慣病
ジャーナル名:The Journal of the American Medical Association
年月:March 2019
巻:321
開始ページ:1081
【背景】
コレステロールや卵の摂食が心血管疾患(CVD)発生と関連するかどうかに関しては長く結論が出ていない。Northwestern UniversityのZhongらは、米国における6つの前向コホートデータ(n=29,615)を用いて食事中コレステロール(mg/日)と卵(個数/日)摂取とCVD・全原因死亡発生の関連を検討した。
【結論】
フォローアップ中央値17.5年で、5,400例のCVDイベントと6,132例の全原因死亡が発生した。摂取コレステロール300g増/日はCVD発生(調整ハザード比 aHR:1.17、調整絶対リスク差 aARD:3.24%)、全原因死死亡(aHR:1.18、aARD:4.43%)リスク増加と有意に関連し、卵半個増加/日も同様にCVD発生(aHR:1.06、aARD:1.11%)、全原因死死亡(aHR:1.08、aARD:1.93%)リスク増加と有意に関連した。
【評価】
このテーマに関しては、最近でも反対結果を示すメタアナリシス(https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/23295181)や、中国人では1個くらいならかえってよい(https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/29785957)とした研究があり、この論文が決着をつけたものともみられにくい。食事研究の限界を示すものかもしれない。
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(制作協力:Silex 知の文献サービス

取り上げる主なジャーナル(生活習慣病)
Journal of the American Medical Association (JAMA)、The New England Journal of Medicine (NEJM)、Lancet、Diabetologia、Diabetes Care (Diabetes Care)
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