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カテゴリー: | 生活習慣病 |
ジャーナル名: | The Lancet |
年月: | March 2019 |
巻: | 393 |
開始ページ: | 1138 |
【背景】
d-Nav Insulin Guidance System(d-Nav)は、糖尿病(DM)患者のインスリン投与量を自動アドバイスする携帯アプリである(メーカー:Hygieia)。International Diabetes CenterのBergenstalらは、T2D患者181名を対象としてその血糖管理有効性を標準ケアと比較するRCTを行った。一次アウトカムは、ベースラインから6ヶ月間のHbA1c変化とし、安全性を低血糖イベント発生で評価した。
【結論】
同アプリの一次アウトカム有効性を認めた(HbA1c平均変化 1.0% vs. 0.3%)。安全性に有意差はなかった。
【評価】
すでにFDA承認されているアプリで、一般的血糖・HbA1c値モニターシステムとしても使える可能性もある。インスリン用量が適切にアドバイスされるなら低血糖の発生も標準ケアより低減できるともみられるが、それは確認されなかった。