海外ジャーナルレビュー : 「生活習慣病」

効くのか効かないのか、更年期障害へのはり治療
Efficacy of a standardised acupuncture approach for women with bothersome menopausal symptoms: a pragmatic randomised study in primary care (the ACOM study) [ 原文(アブストラクト)を読む⇒ ]

カテゴリー:生活習慣病
ジャーナル名:BMJ Open
年月:February 2019
巻:9
開始ページ:e023637
【背景】
鍼灸治療は更年期障害症状を軽減するか。デンマークUniversity of CopenhagenのLundらは、中等〜重度の更年期障害症状を有する女性70名を対象としてこれを検討するRCTを行なった。介入群は連続5週間/週1回、西洋医学的アプローチによる鍼灸治療を行い、待機コントロール群には6週後から治療が行なわれた。一次アウトカムは、MenoScores Questionnaireにおけるホットフラッシュ症状の変化である。
【結論】
コントロール群と比べ鍼灸治療に一次アウトカム効果を認めた(−1.6)。また朝夕の発汗、一般的発汗、閉経関連睡眠障害、感情コントロール、身体的症状、肌髪の問題にも改善がみられた。
【評価】
はり治療が適していそうな病態で研究も多いが、2013年のCochrane Reviewは「エビデンスレベルが低く、また有効性エビデンスは十分でない」としており、またシャム治療を対照とした2016年のAIM掲載論文は無効としている(https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/26784863)。この論文の著者は「あり得るオプションとし、患者の選好を重視すべきである」という。
関連するメディカルオンライン文献


大規模臨床試験、新規の薬・機器・手法・因子・メカニズムの発見に関する文献を主に取り上げ、原文の要約と専属医師のコメントを掲載。
(制作協力:Silex 知の文献サービス

取り上げる主なジャーナル(生活習慣病)
Journal of the American Medical Association (JAMA)、The New England Journal of Medicine (NEJM)、Lancet、Diabetologia、Diabetes Care (Diabetes Care)
おすすめ書籍:メディカルブックセンター
イヤーノート 2022 内科・外科編

イヤーノート 2022 内科・外科編
出版社: メディックメディア

26,400 円(税込)

BLSプロバイダーマニュアル AHAガイドライン2020準拠

BLSプロバイダーマニュアル AHAガイドライン2020準拠
出版社:株式会社シナジー

4,840 円(税込)

小児科診療 Vol.84 2021年増刊号 小児科 Decision Making

小児科診療 Vol.84 2021年増刊号 小児科 Decision Making
出版社:診断と治療社

9,900 円(税込)

最新 検査・画像診断事典 2021年4月増補版

最新 検査・画像診断事典 2021年4月増補版
出版社:医学通信社

3,080 円(税込)

高齢者糖尿病治療ガイド 2021

高齢者糖尿病治療ガイド 2021
出版社:文光堂

990 円(税込)

Medical Online English Site