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カテゴリー: | 生活習慣病 |
ジャーナル名: | The Lancet Diabetes & Endocrinology |
年月: | December 2018 |
巻: | 6 |
開始ページ: | 925 |
【背景】
Vascular adhesion protein-1(VAP-1)阻害薬の抗炎症効果が注目されている。オランダUniversity Medical Center GroningenのZeeuwら(ALBUM)は、経口阻害薬ASP8232の糖尿病性腎症患者に対する効果・安全性を検証する第II相試験を行った(対照:placebo、n=125)。一次エンドポイントは、12週時点でのベースラインからのUACRの変化である。
【結論】
ASP8232の一次アウトカム効果が示された(UACR 17.7%減 vs. 2.3%増)。有害事象はASP8232群が多く(25% vs. 7%)、腎機能障害が5名に、eGFR低下が3名に発生した。
【評価】
多種の応用が考えられる興味深い薬で、糖尿病性網膜症に対し抗VEGF抗体との併用も試みられている(下文献)。