海外ジャーナルレビュー : 「生活習慣病」

幼少期に発生した肥満は治らない可能性が高い
Acceleration of BMI in Early Childhood and Risk of Sustained Obesity [ 原文(アブストラクト)を読む⇒ ]

カテゴリー:生活習慣病
ジャーナル名:The New England Journal of Medicine
年月:October 2018
巻:379
開始ページ:1303
【背景】
小児期発生肥満の後期持続性は重要な問題であり、様々な研究がある。ドイツUniversity of LeipzigのKornerらは、CrescNetレジストリ登録0〜18歳の51,505名を対象として、BMIの経時変化の前向・後向解析を行った(うち34,196名ではBMIの年間増加動態も評価)。
【結論】
後向解析により、肥満の思春期児の53%が5歳以降に過体重/肥満で、年齢とともに BMI標準偏差スコアがさらに増加することが示された。前向解析でも、3歳時点で肥満であった児の90%が思春期を通じ過体重/肥満であることが示された。就学前のBMIの年間増加率は思春期の過体重/肥満リスクと関連した。体重の在胎期間標準に対する高さも思春期肥満高リスクと関連した。
【評価】
幼少期に発生した肥満は治らない可能性が高い、という主流化しつつある見方を補強する大規模調査データである。小児肥満に関してはCDCの過去50年の全米有病率報告があり(https://stacks.cdc.gov/view/cdc/58669)、どの年齢層でも顕著に増えてきているが、6歳以後に頭打ちになる。
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(制作協力:Silex 知の文献サービス

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Journal of the American Medical Association (JAMA)、The New England Journal of Medicine (NEJM)、Lancet、Diabetologia、Diabetes Care (Diabetes Care)
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