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カテゴリー: | 生活習慣病 |
ジャーナル名: | Translational Behavioral Medicine |
年月: | July 2018 |
巻: | 8 |
開始ページ: | 531 |
【背景】
重篤な精神疾患(SMI)患者の喫煙率は高く、禁煙も難しいとされている。Dartmouth InstituteのAschbrennerらは、地域精神保健センターでの禁煙プログラムに参加したSMI患者のインタビューをおこない、同患者の親類・友人・パートナー等といったソーシャルネットワーク(SN)の喫煙状況が治療結果にどのように影響するかを検討した(n=41)。
【結論】
SNの57%が過去1年間の禁煙を助けていたのに対して、14%は患者の禁煙努力を妨げていた。
SNにおける元喫煙者の存在は、SMI患者の禁煙成功と関連していた。
【評価】
SN近縁者との関係がSMI患者の禁煙のカギになる、というもっともな仮説による質的パイロット研究で、近縁者が禁煙に成功していた場合に成功確率が上がる、という面白い仮説を生成した。