海外ジャーナルレビュー : 「生活習慣病」

肥満・うつ病併存患者に二重ターゲット治療?
Combined Treatment for Obesity and Depression: A Pilot Study [ 原文(アブストラクト)を読む⇒ ]

カテゴリー:生活習慣病
ジャーナル名:Obesity
年月:July 2018
巻:26
開始ページ:1144
【背景】
肥満とうつ病は合併しやすいが、両者を同時にターゲットする二重治療は単独治療より有効か。University of PennsylvaniaのFaulconbridgeらは、肥満のある大うつ病性障害患者を対象として、これを検証するRCTを行った。患者は、肥満治療(行動体重コントロール:BWC)・うつ病治療(認知行動療法:CBT-D)各単独と、両治療法併用(BWC+CBT-D)に割り付けた(n=[BWC]25; [CBT-D]25; [BWC+CBT-D]=26)。評価項目は、体重・気分・CVDリスク因子の改善度である。
【結論】
介入後20週で、CBT-D群(0.8%)と比較してBWC+CBT-D群(5.2%)において有意な体重減少がみられ、これはBWC群(3.5%)での体重減少と同程度であった。うつ症状スコアはすべての群においてベースライン時より有意に低下し、群間差は認められなかった。また、すべての群でCVD10年リスクの有意な改善が示され、群間差は認められなかった。46週目では、これらの評価項目に有意な群間差はみられなかった。
【評価】
うつの肥満者では、まずうつを改善しておいてから肥満治療に取り組むほうがよい、と示唆した先行研究(https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/23459323)を受けた首肯できるアプローチだが、このパイロット研究では明確な効果は示せなかった。
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(制作協力:Silex 知の文献サービス

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