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カテゴリー: | 生活習慣病 |
ジャーナル名: | The Lancet Public Health |
年月: | February 2018 |
巻: | Online first |
開始ページ: | Online first |
【背景】
アルコールと認知症の関連に関する最大の後向研究が発表された。フランスTranslational Health Economics NetworkのSchwarzingerらが行った、2008〜2013年にフランスの病院を退院した31,624,156名の成人患者を対象とする調査で、一次exposureはアルコール障害、一次アウトカムは認知症である。
【結論】
認知症診断は退院者の3.5%であり、早期(<65歳)発症認知症患者の5.2%はアルコール関連であった。アルコール障害は認知症に関連する最大の制御可能リスク因子で、そのハザード比は女性で3.34、男性で3.36であった。また、アルコール障害は認知症発症に関する他のリスク因子とも関連していた。
【評価】
すでに有力な系統レビューだけでも23ある関連だが、最大のビッグデータで疑問の余地なく確認した。