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カテゴリー: | 生活習慣病 |
ジャーナル名: | British Medical Journal |
年月: | May 2017 |
巻: | 357 |
開始ページ: | j1794 |
【背景】
DASH(果物・野菜・ナッツ・豆類・低脂肪乳製品・全粒穀類を中心とした食事)はアメリカで最も有名な健康食スタンダードの一つで、主に高血圧予防をターゲットとしている。Harvard Medical SchoolのChoiらは、ベースライン痛風歴のない男性44,444名を対象として、DASH食と西洋食(赤身・加工肉・フライドポテト・精製穀類・甘物を中心とした食事パターン)の痛風リスクへの影響を比較する後向コホート研究を行った。
【結論】
26年のフォローアップ期間中、痛風1,731例が発生した。DASH高スコアは痛風の低リスクと関連し(aRR:0.68)、逆に西洋食高スコアは痛風高と関連した(1.42)。
【評価】
DASHは地中海食と並ぶ欧米健康食スタンダードで、抗DM的であることも示されてきている(https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmedhealth/PMH0058252/)。痛風リスクが減ることも、当然とはいえ確定の意義は十分にある。