海外ジャーナルレビュー : 「生活習慣病」

「1日1万歩」神話にチャレンジ
Step-based Physical Activity Metrics and Cardiometabolic Risk: NHANES 2005-06 [ 原文(アブストラクト)を読む⇒ ]

カテゴリー:生活習慣病
ジャーナル名:Medicine & Science in Sports & Exercise
年月:February 2017
巻:49
開始ページ:283
【背景】
「健康のため1日1万歩」と言われるが、1万歩以下でも高強度であれば良いのではないか。Oregon State UniversityのTudor-Lockeらは、National Health and Nutrition Examination Survey登録20歳以上男女3,388名を対象に、歩数ベース加速度計測指標と身体活動量(歩数/日)・強度(30分最大歩行ケイデンスでの平均歩数/分)・座位行動(測定時間による0ケイデンスでの%時間[%TZC])と、心代謝リスク要因(体重・BMI・腹囲・血圧・血糖値・インスリン・HDL-C・TG・HbA1c)との関連を検討した。
【結論】
男女とも、歩数中央値/日(最大:男性12,334/女性9,824・最小:男性2,247/女性1,755)と最大30分歩行ケイデンス中央値/分(最大:男性96.0/女性96.2・最小:男性48.1/女性40.8)の5分位数増加は、腹囲・体重・BMI・インスリンレベルと有意に逆相関した。%TZC(最大:男性51.0/女性47.6・最小:男性17.6/女性19.9)の5分位数増加は、男性では腹囲・体重・インスリンレベル増と関連し、女性はインスリンレベル増のみと関連した。
【評価】
座位時間を減らして歩行速度を上げれば、1万歩以下でも代謝ベネフィットは高い。著者らは「1万歩神話よりも個々に適した目標値設定が重要である」としている。
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(制作協力:Silex 知の文献サービス

取り上げる主なジャーナル(生活習慣病)
Journal of the American Medical Association (JAMA)、The New England Journal of Medicine (NEJM)、Lancet、Diabetologia、Diabetes Care (Diabetes Care)
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