海外ジャーナルレビュー : 「生活習慣病」

腸内細菌由来TMAOは血小板を過活性化する
Gut Microbial Metabolite TMAO Enhances Platelet Hyperreactivity and Thrombosis Risk [ 原文(アブストラクト)を読む⇒ ]

カテゴリー:生活習慣病
ジャーナル名:Cell
年月:March 2016
巻:165
開始ページ:111
【背景】
劣悪腸内フローラから生成されるTMAO(trimethylamine N-oxide)の循環器病原性が知られてきている。Cleveland ClinicのHazenらは、4,000名以上の患者血漿レベル測定と分離血小板・動物レベル実験により、TMAOの血小板活性化に対する効果を検証した。
【結論】
血漿TMAO値は血栓リスク(心臓発作・脳梗塞)の独立予測因子であった。血小板のTMAOへの直接曝露は、Ca2+放出を誘起して複数アゴニストよるsub-maximal stimulus-dependentな血小板活化をもたらした。
【評価】
NatureやNEJM論文(http://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMoa1109400)でこの分野を先導してきたCleveland Clinicグループが、Cell発表でストーリーを完結させた。診断・治療・予防へのポテンシャルは高く、「腸内フローラを改善して病気を予防」というライフスタイルへのインパクトも大きい。
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(制作協力:Silex 知の文献サービス

取り上げる主なジャーナル(生活習慣病)
Journal of the American Medical Association (JAMA)、The New England Journal of Medicine (NEJM)、Lancet、Diabetologia、Diabetes Care (Diabetes Care)
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