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カテゴリー: | 生活習慣病 |
ジャーナル名: | Diabetes |
年月: | October 2015 |
巻: | 64 |
開始ページ: | 3510 |
【背景】
DMと腸microbiomeの関連が注目されている。University of Colorado DenverのZiprisらは、膵島自己抗体保有(islet autoimmunity)患者を対象として、細菌16S rRNA遺伝子のhigh-throughput sequencingにより、腸内microbiotaの差異がT1Dと関連するかどうかを検討した。
【結論】
自己抗体陽性患者の腸microbiomeは、自己抗体陰性の第一等近親者(FDR)と4taxaの豊富さで異なっていた。また自己抗体陽性患者・陰性FDR・初発患者はFirmicutes genera乳酸菌・ブドウ球菌レベルが健常者と異なっていた。更に、複数自己抗体保持者と単一自己抗体保持者との差異も確認した。
【評価】
流行研究であり、この発端からさらなる展開が期待される。Fecal Microbiota Transplantation(FMT)によるDM治療という可能性も垣間見せる。