海外ジャーナルレビュー : 「生活習慣病」

T1D患者の肥満とDKDの関連に遺伝子的基礎
Genetic Evidence for a Causal Role of Obesity in Diabetic Kidney Disease [ 原文(アブストラクト)を読む⇒ ]

カテゴリー:生活習慣病
ジャーナル名:Diabetes
年月:December 2015
巻:64
開始ページ:4238
【背景】
肥満は糖尿病性腎症(DKD)の独立リスクファクターだが、この関連が遺伝子的・因果的であるかどうかは不明である。Massachusetts General HospitalのFlorezらは、6,049名のT1D患者を対象として、Mendelian randomization法による32BMI関連遺伝子の加重遺伝子リスクスコア(GRS)とマクロアルブミン尿・末期腎疾患 (ESRD)・DKDの関連解析を行い、横断・縦向観察研究結果と照合した。
【結論】
縦向解析により時間経過に伴うBMIとマクロアルブミン尿・ESRD・DKDのU字型相関が示された一方、横断解析によりBMIと全DKD・マクロアルブミン尿高オッズ・ESRD低オッズとの関連が否定された。Mendelian randomization解析では、BMI 1kg/m^2毎増はマクロアルブミン尿(OR:1.28)・ESRD(OR:1.43)・DKD(OR:1.33)のリスク増と関連した。
【評価】
T1D患者では肥満とDKDの関連が遺伝子的であることを確立したユニークな研究である。
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(制作協力:Silex 知の文献サービス

取り上げる主なジャーナル(生活習慣病)
Journal of the American Medical Association (JAMA)、The New England Journal of Medicine (NEJM)、Lancet、Diabetologia、Diabetes Care (Diabetes Care)
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