海外ジャーナルレビュー : 「救急医療」

急性呼吸不全での挿管前酸素化、NIVはHFNCと差なし:FLORALI-2試験
Non-Invasive Ventilation Versus High-Flow Nasal Cannula Oxygen Therapy with Apnoeic Oxygenation for Preoxygenation Before Intubation of Patients with Acute Hypoxaemic Respiratory Failure: A Randomised, Multicentre, Open-Label Trial [ 原文(アブストラクト)を読む⇒ ]

カテゴリー:救急医療
ジャーナル名:The Lancet Respiratory Medicine
年月:April 2019
巻:7
開始ページ:303
【背景】
高流量鼻カニューラ(HFNC、ネーザルハイフロー)は挿管中の低酸素を防止する目的で使用されることが多いが、非侵襲的換気(NIV)による前酸素化はどうか。フランスCHU PoitiersのFratらは、同国28施設のICUで、急性低酸素性呼吸不全のために挿管を受ける成人患者をNIVまたはHFNCに割り付けるランダム化比較試験FLORALI-2を実施した(n=322)。
【結論】
重症低酸素血症はNIV群の23%、HFNC群の27%で生じた。低酸素状態が中等度・重度であった患者では、重症低酸素血症はNIV群の24%、HFNC群の35%とNIV群で減少した(調整オッズ比0.56)。重篤有害事象に差はなかった。
【評価】
挿管時使用で両者を比較する初めてのRCTであった。一次アウトカムには差がなかったが、ベースラインで重い低酸素血症の患者でNIVがベネフィットを持つ可能性はあり、さらなる検証が正当化される。
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(制作協力:Silex 知の文献サービス

取り上げる主なジャーナル(救急医療)
The Journal of the American Medical Association(JAMA)、Lancet、Critical Care Medicine (Crit Care Med)、The New England Journal of Medicine (NEJM)
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