海外ジャーナルレビュー : 「循環器」

Mayoが提唱する「LA-myopathy HFpEF phenotype」とは
Atrial Dysfunction in Patients With Heart Failure With Preserved Ejection Fraction and Atrial Fibrillation [ 原文(アブストラクト)を読む⇒ ]

カテゴリー:循環器
ジャーナル名:Journal of the American College of Cardiology
年月:September 2020
巻:76
開始ページ:1051
【背景】
AF合併HFpEFは進行性病態だが、これを独立表現型とする注目すべき見解が現れた。Mayo ClinicのBorlaugらによるもので、HFpEF患者(n=285)と対照者(n=146)を対象に侵襲的血行動態試験・心エコー評価を行い、AF負荷に伴う形態機能的変化を解析した。
【結論】
HFpEF患者はAF既往なし(65%)・発作性AF(18%)・永続性AF(17%)の3群に分類された。HFpEF 3群間には、LV stiffness・LV mass indexに差はみられなかった。しかし、永続性AFでは心房拡大・LA stiffness・LV v波・LV充満圧の増加がみられた(p<0.0001)。AF負荷増大に伴いLA容積は増加し、LA compliance・LA reservior strain・右室機能が低下した。ベースラインAF高負荷、LA compliance・LA strainの低下はAF進行と関連した。
【評価】
永続性AF合併HFpEFにおけるLA機能低下とAF進行の関連を示す報告で、著者らは「LA-myopathy HFpEF phenotype(LA筋障害HFpEF表現型)」というカテゴリーを提示している。心膜切開アプローチの有効性を検討する動物実験が行われている、という。
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(制作協力:Silex 知の文献サービス

取り上げる主なジャーナル(循環器)
Journal of the American College of Cardiology(JACC)、Lancet、The New England Journal of Medicine(NEJM)、American Heart Journal (AHJ)、Circulation、The Journal of the American Medical Association(JAMA)
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