海外ジャーナルレビュー : 「循環器」

COVID-19流行によるACS入院・PCI施行抑制は明らか:イギリスからの報告
COVID-19 pandemic and admission rates for and management of acute coronary syndromes in England [ 原文(アブストラクト)を読む⇒ ]

カテゴリー:循環器
ジャーナル名:The Lancet
年月:August 2020
巻:396
開始ページ:381
【背景】
COVID-19パンデミック下でACSの「発生」の低下が世界各国から報告されている。イギリスNuffield Department of Population HealthのBaigentらは、SUSAPCデータ(2019年1月1日〜2020年5月24日)を用いて、イギリスにおけるCOVID-19流行のACS診療への影響を解析した。
【結論】
ACSによる入院数は、2020年2月中旬より減少し始め、2019年のベースライン3,017件/週から2020年3月末には1,813件/週と40%減少、2020年4〜5月には増加傾向となったが、最終週でも2,522件/週とベースラインより16%低かった。ACSの全分類で入院数は低下したが、特にNSTEMIの減少率は高く(2019年のベースライン1,267件/週から2020年3月末には733件/週と42%減少)、PCI施行数も減少した(STEMI:438件/週から346件/週と21%減少、NSTEMI:383件/週から240件/週と37%減少)。入院期間中央値は、ベースライン4日から3日へと短縮した。
【評価】
COVID-19流行のACS診療へのこのようなインパクトはアメリカ等各国で示されている(https://www.tctmd.com/news/mystery-missing-stemis-during-covid-19-pandemic)。主流意見は「感染が怖くて受診しなかった」であり、ACS死亡率との関連が検討されている。
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(制作協力:Silex 知の文献サービス

取り上げる主なジャーナル(循環器)
Journal of the American College of Cardiology(JACC)、Lancet、The New England Journal of Medicine(NEJM)、American Heart Journal (AHJ)、Circulation、The Journal of the American Medical Association(JAMA)
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