海外ジャーナルレビュー : 「循環器」

エボロクマブの認知機能障害リスクを否定
Cognition After Lowering LDL-Cholesterol With Evolocumab [ 原文(アブストラクト)を読む⇒ ]

カテゴリー:循環器
ジャーナル名:Journal of the American College of Cardiology
年月:May 2020
巻:75
開始ページ:2283
【背景】
EBBINGHAUSは、エボロクマブの心血管有益性を確認したFOURIER試験参加者中1,204名の部分集団研究で、同薬の認知能劣化効果を否定した。TIMI Study GroupのGencerら(Harvard Medical School)は、FOURIER全参加者(n=22,655)を対象とした患者自己調査書報告による認知能アウトカム検討結果を発表している。
【結論】
中央値2.2年の追跡後、エボロクマブの認知スコア低下効果を認めなかった。LDL-C低下の規模による差もなかった。
【評価】
スタチンの認知能障害可能性は否定的だが、論争が決着をみているとはいえず、同様の懸念はPCSK9阻害薬にも抱かれている。「比較的若い(平均62.5歳)患者なら2〜3年は全く問題はない」という結論である。
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(制作協力:Silex 知の文献サービス

取り上げる主なジャーナル(循環器)
Journal of the American College of Cardiology(JACC)、Lancet、The New England Journal of Medicine(NEJM)、American Heart Journal (AHJ)、Circulation、The Journal of the American Medical Association(JAMA)
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