海外ジャーナルレビュー : 「循環器」

動脈硬化性疾患患者のMACE二次予防:アスピリン・P2Y12阻害薬に大差なし
Monotherapy with a P2Y12 inhibitor or aspirin for secondary prevention in patients with established atherosclerosis: a systematic review and meta-analysis [ 原文(アブストラクト)を読む⇒ ]

カテゴリー:循環器
ジャーナル名:The Lancet
年月:May 2020
巻:395
開始ページ:1487
【背景】
アスピリン・P2Y12阻害薬の単剤療法の動脈硬化性疾患リスク低減効果に関するRCT報告は多岐にわたる。イタリアHumanitas UniversityのStefaniniらは、動脈硬化性疾患の二次予防に対するこれら薬剤の効果を比較した9 RCT[n=42,108(P2Y12阻害薬:21,043、アスピリン:21,065)]を対象とするシステマティックレビュー・メタ解析を行った。一次エンドポイントはMIと脳卒中である。
【結論】
P2Y12阻害薬はMIリスク(OR:0.81)の有意な減少と関連したが、脳卒中・全死因死亡・血管死リスク減少はアスピリンと同等であった。大出血リスクは同等であった。P2Y12阻害薬によるMI予防のNNTは244であった。
【評価】
P2Y12阻害薬単剤はMIでわずかに優れたが、他の評価項目・NNT高値より推奨されるまでには至らなかった。本メタ解析に含まれないGLOBAL LEADER試験(https://doi.org/10.1016/S0140-6736(18)31858-0)でも同様な結果が得られている。
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大規模臨床試験、新規の薬・機器・手法・因子・メカニズムの発見に関する文献を主に取り上げ、原文の要約と専属医師のコメントを掲載。
(制作協力:Silex 知の文献サービス

取り上げる主なジャーナル(循環器)
Journal of the American College of Cardiology(JACC)、Lancet、The New England Journal of Medicine(NEJM)、American Heart Journal (AHJ)、Circulation、The Journal of the American Medical Association(JAMA)
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