海外ジャーナルレビュー : 「循環器」

日本人非弁膜症AF患者の脳梗塞リスクはCHADS2スコアでは測れない?
Risk Factors Associated With Ischemic Stroke in Japanese Patients With Nonvalvular Atrial Fibrillation [ 原文(アブストラクト)を読む⇒ ]

カテゴリー:循環器
ジャーナル名:JAMA Network Open
年月:April 2020
巻:3
開始ページ:e202881
【背景】
非弁膜症性心房細動(AF)患者の脳梗塞リスクにCHADS2スコアが使われるが、すべて同じでよいのか。日本Hirosaki University(弘前大学)のOkumuraらは、同患者に関する日本の5前向研究(n=2,289)のプール解析を行った。
【結論】
21,820人年の追跡中に2%/年の脳梗塞が発生した。登録時点での抗凝固薬内服に関する調整後の脳梗塞リスク因子は、年齢(例:85歳以上HR:2.41)・高血圧(1.60)・脳虚血イベント既往(2.75)・持続/永続性AF(1.59)・BMI<18.5(1.55)であった。糖尿病や心不全はリスク因子でなかった。
【評価】
示唆されていた米国人との差を確認した。心不全と糖尿病については重症度の影響が考えられ、重症度階層別の解析が必要であろう。痩せ(BMI<18.5)のリスクは韓国からも報告されており、注目される。生理的な原因が考えられるが、低体重を考慮した抗凝固薬減量という可能性もある。
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(制作協力:Silex 知の文献サービス

取り上げる主なジャーナル(循環器)
Journal of the American College of Cardiology(JACC)、Lancet、The New England Journal of Medicine(NEJM)、American Heart Journal (AHJ)、Circulation、The Journal of the American Medical Association(JAMA)
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