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カテゴリー: | 循環器 |
ジャーナル名: | Journal of the American College of Cardiology |
年月: | April 2020 |
巻: | 75 |
開始ページ: | 1523 |
【背景】
中国発のアプリmAFAは、プレチスモグラフィベースのモバイル用心房細動(AF)検知・管理システム(mHealthテクノロジープラットフォーム)である。 中国Medical School of Chinese PLAのGuoら(mAF-App II)は、そのAF関連有害事象低減効果を検証するRCTを行った(対照:通常ケア、n=1,646)。一次アウトカムは、脳卒中/血栓塞栓症・全死因死亡・再入院である。
【結論】
平均フォローアップ262日で、mAF利用管理の一次アウトカム有効性を認めた(HR:0.39)。この効果は、性別・年齢・AFタイプ・リスクスコア・併存症に関わらなかった。
【評価】
この分野で先行するApple-Stanford(https://www.nejm.org/doi/10.1056/NEJMoa1901183)を追って、Huaweiが支援する試みである。 AFの検出精度より「統合管理への組み込み」を重視するアプローチで、例えばアドヒアランス改善等も目標としている。