海外ジャーナルレビュー : 「循環器」

下肢PAD血行再建術後はリバロキサバン・アスピリン併用?
Rivaroxaban in Peripheral Artery Disease after Revascularization [ 原文(アブストラクト)を読む⇒ ]

カテゴリー:循環器
ジャーナル名:The New England Journal of Medicine
年月:March 2020
巻:Online first
開始ページ:Online first
【背景】
血行再建後の下肢PAD(末梢動脈疾患)患者は主要有害心血管イベント(MACE)およびMALE(四肢虚血または主要血管切断)リスクが高いが、リバロキサバンの有効性と安全性は。University of ColoradoのBonacaら(VOYAGER PAD)は、同患者6,564名を対象として、アスピリンへのリバーロキサバン併用の有効性・安全性を検証した(対照:プラセボ)。一次有効性アウトカムは、急性下肢虚血・血管原因大切断術・心筋梗塞・虚血性脳卒中・心血管因死の複合、一次安全性アウトカムは、大出血発生(TIMI分類)である。
【結論】
リバロキサバン併用の一次アウトカム有効性を認めた(HR:0.85)。一次安全性アウトカムに差はなかったが、ISTH基準大出血はリバロキサバン併用群が有意に高かった。
【評価】
COMPASSと同主題で(https://www.thelancet.com/journals/lancet/article/PIIS0140-6736(17)32409-1/fulltext)、よりPADにフォーカスした試験である。「有効だが出血リスクもある」という点でも同じで、「慎重な推奨」という難しい方向を示した。
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(制作協力:Silex 知の文献サービス

取り上げる主なジャーナル(循環器)
Journal of the American College of Cardiology(JACC)、Lancet、The New England Journal of Medicine(NEJM)、American Heart Journal (AHJ)、Circulation、The Journal of the American Medical Association(JAMA)
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