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カテゴリー: | 循環器 |
ジャーナル名: | Journal of the American College of Cardiology |
年月: | March 2020 |
巻: | 75 |
開始ページ: | 1311 |
【背景】
造影剤因性急性腎障害(CA-AKI)の重要性は明らかだが系統的研究は少なく、PRESERVEが最も重要な重要な情報源となっている。同研究のWeisbordら(Veterans Affairs Pittsburgh Healthcare System)は、同研究参加4,418名のデータ解析結果を発表している。一次アウトカムは、90日以内死亡・要透析・持続性腎障害である。
【結論】
臨床的有意なCA-AKIの発生率は1.2%であった。CA-AKIの発生は一次アウトカムの相対リスク増と関連した(OR:3.93)。CA-AKIは、血管造影前のeGFRと一次アウトカムを媒介しなかった。
【評価】
同研究は90%がCAG例である。著者らは、CA-AKIが低頻度であることを強調している。