海外ジャーナルレビュー : 「循環器」

多彩なHFpEFの予後バイオマーカーをAIで統合
Multiple Plasma Biomarkers for Risk Stratification in Patients With Heart Failure and Preserved Ejection Fraction [ 原文(アブストラクト)を読む⇒ ]

カテゴリー:循環器
ジャーナル名:Journal of the American College of Cardiology
年月:March 2020
巻:75
開始ページ:1281
【背景】
未だに謎の多い病態HFpEFは、全身低強度炎症に関連している可能性が高い。University of PennsylvaniaのChirinosらは、TOPCAT試験参加HFpEF患者379名を対象として、49種の血漿バイオマーカーと全死因死亡・心不全関連入院の関連を解析した。また、この解析に基づく機械学習モデルを用いて、PHFS試験参加HFpEF患者156名の予測リスク評価を行った。
【結論】
線維化/組織リモデリング・炎症・腎障害/不全・肝線維化を含む2つのバイオマーカークラスターが予後に大きく関連した。関連バイオマーカーの組み合わせは、TOPCAT・PHFSコホート群ともに予後を予測し(TOPCAT:HR:2.85、PHFS:HR:2.74)、またMAGGICリスクスコアの評価能を改善した。
【評価】
ここで「関連する」とされた因子は、FGF-23・OPGからTNF・sTNFRI・IL6 ・YKL-40等、多彩である。個別では特異性に欠ける諸因子だったが、統合し機械学習させると予測能が上がる、という結果である。
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(制作協力:Silex 知の文献サービス

取り上げる主なジャーナル(循環器)
Journal of the American College of Cardiology(JACC)、Lancet、The New England Journal of Medicine(NEJM)、American Heart Journal (AHJ)、Circulation、The Journal of the American Medical Association(JAMA)
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