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カテゴリー: | 循環器 |
ジャーナル名: | Journal of the American College of Cardiology |
年月: | February 2020 |
巻: | 75 |
開始ページ: | 453 |
【背景】
冠動脈CTアンギオグラフィー(CTA)は、非ST上昇型急性冠症候群(NSTEACS)患者の冠狭窄診断でCAGを置き換えられるか。デンマークUniversity of CopenhagenのKofoedらは、VERDICT試験に参加した同疾患患者1023名のデータを解析した。一次エンドポイントは、CTAのCAG上「冠動脈狭窄50%以上」の陰性的中率(NPV)である。
【結論】
CTAのNPVは90.9%であった。 PPV・感度・特異度は、各87.9%・96.5%・72.4%であった。
【評価】
NSTEACS患者ではCAGを冠CTAで置き換えてよい、という重要な帰結をもつ結果である。JACC Editorialは、大量症例を分析対象からの除外している等の問題点を指摘しながらも、「RCTに値する」としている。