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カテゴリー: | 循環器 |
ジャーナル名: | Journal of the American College of Cardiology |
年月: | December 2019 |
巻: | 74 |
開始ページ: | 3083 |
【背景】
CvLPRITは、多枝病変STEMI患者へのPCIで全冠動脈血行再建(complete revascularization)が有益、という結果を報告した。同試験のGershlickら(イギリスUniversity of Leicester)は、その長期結果を報告している。
【結論】
フォローアップ期間中央値5.6年で、完全血行再建のMACE効果優位を認めた(「責任冠動脈のみ」に対するHR:0.57)。全死因死亡/心筋梗塞での有効性が明白であった。
【評価】
同等なCOMPLETEの結果を上書きする結果である(https://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMoa1907775)。JACC Editorialは、現場の意思決定では患者の個人状況を考慮すべき(老人やショック患者では回避)としている。