海外ジャーナルレビュー : 「循環器」

TAVR後リバーロキサバンのGALILEO試験、サブ研究でも「意外な結果」
Reduced Leaflet Motion after Transcatheter Aortic-Valve Replacement [ 原文(アブストラクト)を読む⇒ ]

カテゴリー:循環器
ジャーナル名:The New England Journal of Medicine
年月:November 2019
巻:Online first
開始ページ:Online first
【背景】
GALILEO試験は、TAVR後のDAPTのリバーロキサバン・アスピリンでの置換の有害無益性を示して衝撃を与えた。デンマークUniversity of CopenhagenのBackerらは、GALILEO-4Dサブ解析を行った。4D-CTを用い、無症候性弁尖肥厚・弁可動域制限とリバーロキサバン介入(リバーロキサバン10mg/日+アスピリン75〜100mg/日)の効果の関連を検討したものである(対照:DAPT、n=231)。一次エンドポイントは、人工弁尖にグレード3以上の可動域制限を伴った患者の割合である。
【結論】
リバローキサバン介入の一次エンドポイント効果を認めた(2.1% vs. 10.9%)。Hypoattenuated leaflet thickening(HALT)を介入群の12.4%、対照群の32.4%に認めた。
【評価】
GALILEO本試験の有害無益結果は、無症候性の弁血栓症が増えているためではないか、という基本仮説の下に行われた弁の細部検証だが、またもや意外な結果となった。AHAセッションでも議論が収束しなかったようであり、「現在のところ同療法は採用できない。また、更なる検証を行う場合は対象患者を絞るべき」ということになる。
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(制作協力:Silex 知の文献サービス

取り上げる主なジャーナル(循環器)
Journal of the American College of Cardiology(JACC)、Lancet、The New England Journal of Medicine(NEJM)、American Heart Journal (AHJ)、Circulation、The Journal of the American Medical Association(JAMA)
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