海外ジャーナルレビュー : 「循環器」

TAVR後のリバーロキサバンは有害無益:GALILEO
A Controlled Trial of Rivaroxaban after Transcatheter Aortic-Valve Replacement [ 原文(アブストラクト)を読む⇒ ]

カテゴリー:循環器
ジャーナル名:The New England Journal of Medicine
年月:November 2019
巻:Online first
開始ページ:Online first
【背景】
リバーロキサバンによりTAVR後の血栓イベントを予防できるか。Icahn School of Medicine at Mount SinaiのDangasら(GALILEO)は、同患者1,644名を対象としてこれを検証する第3相RCTを行った。患者は、リバーロキサバン10 /日群(最初の3ヵ月アスピリン併用:介入群)と75 咫100 /日のアスピリン群(最初の3ヵ月クロピドグレル併用:対照群)に割り付けた。一次有効性アウトカムは全死亡・血栓イベント、一次安全性アウトカムは重大出血である。
【結論】
試験は早期終結された。
中央値17ヵ月時点で、一次有効性アウトカムで対照群が優れ(HR:1.35)、一次安全性アウトカムで介入群が劣った(HR:1.50)。死亡数はリバーロキサバン群64名、抗血小板薬群で38名であった。
【評価】
TAVR後、現標準の二重抗血小板療法では脳卒中リスクが残るため模索された方向だったが、期待を完全に裏切る発表となった。対象患者の高齢性などが指摘されているようだが、メカニズムは不祥である。
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大規模臨床試験、新規の薬・機器・手法・因子・メカニズムの発見に関する文献を主に取り上げ、原文の要約と専属医師のコメントを掲載。
(制作協力:Silex 知の文献サービス

取り上げる主なジャーナル(循環器)
Journal of the American College of Cardiology(JACC)、Lancet、The New England Journal of Medicine(NEJM)、American Heart Journal (AHJ)、Circulation、The Journal of the American Medical Association(JAMA)
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