海外ジャーナルレビュー : 「循環器」

「マイルド」AS患者へのwatchful waitingは再検討?
Poor Long-Term Survival in Patients With Moderate Aortic Stenosis [ 原文(アブストラクト)を読む⇒ ]

カテゴリー:循環器
ジャーナル名:Journal of the American College of Cardiology
年月:October 2019
巻:74
開始ページ:1851
【背景】
重症大動脈弁狭窄症(AS)患者には手術が勧められるが、中等症以下の患者にはどうか。オーストラリアUniversity of Notre DameのStrangeらは、同国National Echo Database Australiaの241,303名のデータを解析した。
【結論】
UCG施行患者の6.7%・1.4%・2.6%が、各軽度・中等度・重度ASであった。全AS患者で調整後5年全死因・心血管因死亡リスクが高かったが(aHR:1.44)、中等度リスク患者でもリスクは1.34・1.22であった。多因子調整後、圧較差 >20.0 mmHgで全死因死亡・心血管イベントリスクが劇的に上昇した。
【評価】
圧較差 >20.0 mmHgは「中等度」だが5年死亡率は50%を超える、という。この群の患者への現在のガイドライン「watchful waiting」は再検討の余地がある。
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(制作協力:Silex 知の文献サービス

取り上げる主なジャーナル(循環器)
Journal of the American College of Cardiology(JACC)、Lancet、The New England Journal of Medicine(NEJM)、American Heart Journal (AHJ)、Circulation、The Journal of the American Medical Association(JAMA)
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