海外ジャーナルレビュー : 「循環器」

遺伝子プロファイリングによる関節置換術後のワルファリン用量調整試験失敗
Effect of Low-Intensity vs Standard-Intensity Warfarin Prophylaxis on Venous Thromboembolism or Death Among Patients Undergoing Hip or Knee Arthroplasty: A Randomized Clinical Trial [ 原文(アブストラクト)を読む⇒ ]

カテゴリー:循環器
ジャーナル名:The Journal of the American Medical Association
年月:September 2019
巻:322
開始ページ:834
【背景】
65歳以上患者への股関節・膝関節置換手術後におけるDVT(深部静脈血栓症)予防のためのワルファリン療法の最適戦略は。Washington UniversityのGageら(GIFT)は、INRターゲットを1.8(n=823)とするか2.5(n=827)とするかを比較する2×2 factorial design RCTを行った。用量は遺伝子・臨床プロファイリングに基づいて決定した。一次アウトカムは、全DVT(60日以内)・死亡(30日以内)である。
【結論】
INRターゲット1.8は2.5に非劣性でなかった。
【評価】
遺伝子プロファイリングに基づく低用量治療が最適である、という仮説に基づく大規模検証だったが、非劣性を示せなかった。この問題はしかし、DOACの登場によってランドスケープが変わってきている(https://emedicine.medscape.com/article/1268573-overview)。
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(制作協力:Silex 知の文献サービス

取り上げる主なジャーナル(循環器)
Journal of the American College of Cardiology(JACC)、Lancet、The New England Journal of Medicine(NEJM)、American Heart Journal (AHJ)、Circulation、The Journal of the American Medical Association(JAMA)
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