海外ジャーナルレビュー : 「循環器」

OCTでの治癒プラークはACSの低リスク指標
Coronary Atherosclerotic Phenotype and Plaque Healing in Patients With Recurrent Acute Coronary Syndromes Compared With Patients With Long-term Clinical Stability: An In Vivo Optical Coherence Tomography Study [ 原文(アブストラクト)を読む⇒ ]

カテゴリー:循環器
ジャーナル名:JAMA Cardiology
年月:March 2019
巻:Online first
開始ページ:Online first
【背景】
冠動脈疾患(CAD)スペクトラムの両端、再発不安定型と安定型の差異のプラーク的基礎は。イタリアUniversita Cattolica Sacro CuoreのVergalloらは、105名の前向患者を対象として冠OCT評価を行った。患者は症状により3群に分けた:1) AMI再発型(rACS)、2) 長期安定狭心症型(ls-SAP)、3) 長期安定後単一AMI突発型(sAMI)。一次アウトカムは、非閉塞冠動脈内腔のプラーク特性および治癒プラークの存在率である。
【結論】
rACS・sAMI患者は、LRP・TCFがIs-SAP患者より有意に多かった(LRP:80.0%・76.3% vs. 37.8%; TCF:40.0%・34.2% vs. 8.1%)。rACS患者はIs-SAP・sAMI患者より点状石灰化が多くみられた。治癒プラークはrACS患者にはほとんど見られなかったが、Is-SAP・sAMI患者には多かった。
【評価】
著者らの結論は、rACSはOCT所見が特異でTCFが多くプラーク治癒が少ない、ということである。プラークの治癒はACS低リスクマーカーということであり、検査所見の評価に重要な情報である。
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(制作協力:Silex 知の文献サービス

取り上げる主なジャーナル(循環器)
Journal of the American College of Cardiology(JACC)、Lancet、The New England Journal of Medicine(NEJM)、American Heart Journal (AHJ)、Circulation、The Journal of the American Medical Association(JAMA)
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