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カテゴリー: | 循環器 |
ジャーナル名: | JAMA Cardiology |
年月: | February 2019 |
巻: | Online first |
開始ページ: | Online first |
【背景】
TAVRのアウトカムは、UCGベースの心構造・機能ステージングシステムによって予測できるか。University of PittsburghのFukuiらは、689名の患者のデータを解析した。提案されるステージシステムは、1で左室変化にフォーカスし(E/e′>14、LVEF<50%等)、2で左房・僧帽弁変化にフォーカスし(MR等)、3で肺動脈・三尖弁変化にフォーカスし(PASP≧60 mmHg等)、4で右室変化にフォーカスするものである。一次アウトカム・指標は、TAVR後全原因死亡である。
【結論】
ステージ1・2・3・4患者は各13%・62%・21%・4%であった。ステージが高い患者は合併疾患が多かった。STS-PROMスコア調整後に、ASステージと死亡リスクの間に関連が見られた([2 vs. 1] HR:1.37;[3 vs. 1] HR:2.24;[4 vs. 1] HR:2.83)。
【評価】
構造別に機能フォーカスする、という面白いステージング手法である。同施設での患者に限定された検証であり、世界的に検証される価値がある。