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カテゴリー: | 循環器 |
ジャーナル名: | The Lancet Neurology |
年月: | September 2018 |
巻: | Online first |
開始ページ: | Online first |
【背景】
NAVIGATE ESUSは不詳脳塞栓(ESUS)再発予防におけるリバーロキサバンとアスピリンの効果を比較した第III相試験で、一次アウトカムでアスピリン優位を報告した。同試験のKasnerら(University of Pennsylvania)は、卵円孔開存(PFO)患者を対象としたサブグループ解析の結果を報告している(n=534)。
【結論】
リバーロキサバン群の虚血性脳卒中再発のハザード比(HR)は、アスピリン群に比し統計的非有意ではなかったが0.54と低かった。
【評価】
PICCS 2002・CLOSE 2017と本試験とのデータ統合解析では、抗凝固薬の統計的有意が示唆されているという。確定診断法を洗練してPFO患者に絞ったRCTでDOACの有用性が確認される可能性は残っている。