海外ジャーナルレビュー : 「循環器」

潜因性脳梗塞のPFO検知にバブルTCD
Prevalence of patent foramen ovale in cryptogenic transient ischaemic attack and non-disabling stroke at older ages: a population-based study, systematic review, and meta-analysis [ 原文(アブストラクト)を読む⇒ ]

カテゴリー:循環器
ジャーナル名:The Lancet Neurology
年月:July 2018
巻:17
開始ページ:609
【背景】
潜因性脳梗塞患者はにおける卵円孔開存(PFO)の頻度は未だ確実には把握されていない。英University of OxfordのMazzuccoら(OXVASC)は、オックスフォードシャー住民9.3万名の脳卒中に関する前向研究で同定されたTIA・軽症脳梗塞連続患者(n=572)を対象として、気泡生理食塩水を使用した経頭蓋ドプラー(バブルTCD)による右左シャントの検出検査を行った。
【結論】
潜因性脳梗塞患者では、梗塞原因が明らかであった患者に比較して有意に右左シャント頻度が高かった(OR 1.93)。英国における60歳以上の潜因性脳梗塞患者で大きな右左シャントを有する患者数は5,951/年と推定される。
【評価】
PFO検出の現在のゴールドスタンダードは経食道エコーだが、低侵襲的なバブルTCD検査の有用性を初めて示した。疑問のあるTIA・脳梗塞患者に対するスクリーニング検査として普及する可能性がある。
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(制作協力:Silex 知の文献サービス

取り上げる主なジャーナル(循環器)
Journal of the American College of Cardiology(JACC)、Lancet、The New England Journal of Medicine(NEJM)、American Heart Journal (AHJ)、Circulation、The Journal of the American Medical Association(JAMA)
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