海外ジャーナルレビュー : 「循環器」

AF抗凝固療法患者の脳内微小出血は症候性頭蓋内出血のリスク
Cerebral microbleeds and intracranial haemorrhage risk in patients anticoagulated for atrial fibrillation after acute ischaemic stroke or transient ischaemic attack (CROMIS-2): a multicentre observational cohort study [ 原文(アブストラクト)を読む⇒ ]

カテゴリー:循環器
ジャーナル名:The Lancet Neurology
年月:June 2018
巻:17
開始ページ:539
【背景】
脳塞栓予防のために抗凝固薬を使用する心房細動(AF)患者における脳内微小出率は30%にも達するとされるが、それは後の症候性頭蓋内出血と関連するのか。英UCLのWilsonらは、同国79病院の参加する前向研究によってこの問題を検討した(n=1,447)。虚血性脳卒中/TIA後ワルファリン/DOACが開始されたAF患者を平均850日間追跡し、脳内微小出血(T2*MRI像で検出)の症候性頭蓋内出血リスクを算定した。
【結論】
脳微小出血は21%、症候性頭蓋内出血は14例発生した。微小出血の症候性頭蓋内出血リスクを確認した(調整ハザード比:3.67)。二つの予測モデル(脳微小出血+HAS-BLEDスコア;脳微小出血+DM+抗凝固剤の種類+HAS-BLEDスコア)のいずれもHAS-BLEDスコア単独より高い精度で頭蓋内出血を予測した。
【評価】
SWI等、検査精度の向上により懸念が増した関連のリスクを確認した。重要な制御可能因子としてDMを同定し、有用と見える予測モデルも提示した。ただし、虚血性脳卒中リスクには差がなかった、という。 
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(制作協力:Silex 知の文献サービス

取り上げる主なジャーナル(循環器)
Journal of the American College of Cardiology(JACC)、Lancet、The New England Journal of Medicine(NEJM)、American Heart Journal (AHJ)、Circulation、The Journal of the American Medical Association(JAMA)
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