海外ジャーナルレビュー : 「循環器」

スタチンは有害事象発生後も続けたほうがよい
Continued Statin Prescriptions After Adverse Reactions and Patient Outcomes: A Cohort Study [ 原文(アブストラクト)を読む⇒ ]

カテゴリー:循環器
ジャーナル名:Annals of Internal Medicine
年月:July 2017
巻:Online first
開始ページ:Online first
【背景】
「スタチン内服は2年で75%が有害事象のため止めてしまう」ともされているが、我慢して続けた方がいいのか。中国Peking Union Medical CollegeのZhangらは、有害事象発生後のスタチン継続症例の予後を検証する後向EMR分析を行った(n=28,266)。
【結論】
研究対象集団では、70.7%が有害事象発生後もスタチンを継続していた。有害事象発生後4年での複合主要アウトカム累積発生率は、継続群12.2%、中断群で13.9%で、有意差があった(P<0.001)。また、有害事象発生後スタチン種を変えた患者の26.5%はセカンドスタチンでも有害事象を経験していたが、その84.2%でスタチンが継続処方されていた。
【評価】
筆頭著者は中国人だが、データはBWH関連施設のもので、このイシューに関しては最初の研究とみられる。有害事象があっても継続処方されたスタチンを、患者が決められた通り内服していたか定かではない、という調査限界があるが、現場での説得に直結する高インパクト結果である。
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(制作協力:Silex 知の文献サービス

取り上げる主なジャーナル(循環器)
Journal of the American College of Cardiology(JACC)、Lancet、The New England Journal of Medicine(NEJM)、American Heart Journal (AHJ)、Circulation、The Journal of the American Medical Association(JAMA)
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