海外ジャーナルレビュー : 「循環器」

60歳以上の血圧管理目標値に最終結論?
Benefits and Harms of Intensive Blood Pressure Treatment in Adults Aged 60 Years or Older: A Systematic Review and Meta-analysis [ 原文(アブストラクト)を読む⇒ ]

カテゴリー:循環器
ジャーナル名:Annals of Internal Medicine
年月:March 2017
巻:166
開始ページ:419
【背景】
血圧管理の「目標値」に関して混乱が続いている。Oregon Health & Science UniversityのWeissらは、60歳以上高齢者の血圧管理の最適強度を検討するため、2015年1月〜2016年9月の21 RCT・3観察研究のシステマティックレビュー・メタ解析を行った。
【結論】
高信頼度エビンデンスを有する9研究では、150/90 mmHg以下での管理は死亡(RR:0.90)・心イベント(RR:0.77)・脳卒中(RR:0.74)を低減した。中等度エビデンスを有する6研究では、140/85 mmHg以下のやや低い目標値が心イベント(RR:0.82)・脳卒中(RR:0.79)低減傾向を示したが、死亡に関しては有意差がなかった(RR:0.86)。
【評価】
高信頼度のメタアナリシスだが、著者らはACCORDとSPRINTという二つのメジャーでベーシックな研究結果が一致しないことが重要である、としており、未だ「最終結論」とは言えないかもしれない。AIPは、この結果等に基づいたACP/AAFPガイドラインを掲載している(http://annals.org/aim/article/2598413/pharmacologic-treatment-hypertension-adults-aged-60-years-older-higher-versus)。
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大規模臨床試験、新規の薬・機器・手法・因子・メカニズムの発見に関する文献を主に取り上げ、原文の要約と専属医師のコメントを掲載。
(制作協力:Silex 知の文献サービス

取り上げる主なジャーナル(循環器)
Journal of the American College of Cardiology(JACC)、Lancet、The New England Journal of Medicine(NEJM)、American Heart Journal (AHJ)、Circulation、The Journal of the American Medical Association(JAMA)
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