海外ジャーナルレビュー : 「循環器」

心不全における「肥満のパラドックス」にMUAC視点
Complementary Role of Arm Circumference to Body Mass Index in Risk Stratification in Heart Failure [ 原文(アブストラクト)を読む⇒ ]

カテゴリー:循環器
ジャーナル名:JACC Heart Failure
年月:April 2016
巻:4
開始ページ:265
【背景】
「肥満のパラドックス」に始まった心不全(HF)と栄養状態の関連問題は、様々な視点から検討されている。日本Kitasato University HospitalのKamiyaらは、日本人平均年齢67.4歳のHF患者への後向コホート試研究により、心不全患者の予後とBMI・腹囲(WC)・上腕周囲長(MUAC)の関連を検討した(n=570)。
【結論】
運動耐容能・Seattle Heart Failureスコア等の予後予測要因調整後、BMI(HR:0.68)・WC(HR:0.76)・MUAC(HR:0.52)の全てが予後と逆相関していた一方、低BMI・低MUAS群は低BMI・高MUAC群より予後不良であった。BMIへのMUAC追加後(0.70?vs. 0.63)、AUROCは有意に増加した。
【評価】
BMI以外の様々な指標を見る、という流れ(http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/24438732)のなかの新視点であり、筋量が重要であることが示唆されるようである。
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(制作協力:Silex 知の文献サービス

取り上げる主なジャーナル(循環器)
Journal of the American College of Cardiology(JACC)、Lancet、The New England Journal of Medicine(NEJM)、American Heart Journal (AHJ)、Circulation、The Journal of the American Medical Association(JAMA)
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