海外ジャーナルレビュー : 「循環器」

PM10曝露による心血管リスクに「安全閾値」はない
Risk of Cardiovascular Hospitalizations from Exposure to Coarse Particulate Matter (PM10) Below the European Union Safety Threshold [ 原文(アブストラクト)を読む⇒ ]

カテゴリー:循環器
ジャーナル名:The American Journal of Cardiology
年月:April 2016
巻:117
開始ページ:1231
【背景】
急性心血管(CV)イベントと微小粒子状物質(PM)の関連は広く知られており、現行の曝露閾値以下での安全性の確認が望まれる。Brigham and Women's HospitalのVaduganathanらは、イタリアでのPM10曝露とCV入院率の横断的関連を検討した(n=6,000: 急性CV入院患者)。
【結論】
一日あたりPM10曝露の1μg/m3増加ごとに、急性HF(RR:1.004)・ACS(RR:1.002)・悪性心室性不整脈(RR:1.004)・AF(RR:1.008)、およびそれら複合CVイベント発生による緊急入院率が上がっていた(RR:1.003)。また現行のEU一日基準(50μg/m3)以下での曝露も急性CVイベントによる入院の過剰リスクと関連した。
【評価】
EU最悪といわれる同市のデータで、「安全閾値」がないことを示した。
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(制作協力:Silex 知の文献サービス

取り上げる主なジャーナル(循環器)
Journal of the American College of Cardiology(JACC)、Lancet、The New England Journal of Medicine(NEJM)、American Heart Journal (AHJ)、Circulation、The Journal of the American Medical Association(JAMA)
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