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カテゴリー: | 循環器 |
ジャーナル名: | American Heart Journal |
年月: | June 2012 |
巻: | 163 |
開始ページ: | 963 |
【背景】
Global Registry of Acute Coronary Events(GRACE)は、30ヶ国10万例以上に関する急性冠症候群(ACS)データベースである。University of MassachusettsのAwadらは、ACSにおける心原性ショック(CS)の1999年から2007年までの動向を概観している。
【結論】
ACSにおけるCS発生率:4.6%;カテーテル検査率:57%;院内血行再建術施行率:47%であった。CS発生患者ではEBM準拠率が非発生例より低かった。CS例の院内hospital case-fatality rate (CFR)は59.4%であった(非発生例:2.3%)が、長期的には低落傾向がある。
【評価】
GRACE登録に基づくデータは規模と信頼度によって世界標準となっているが、日本の症例は含まれていない。