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脛骨骨折手術後低出力超音波パルス療法(LIPUS)の有効性をRCTで否定
Study: Low-Intensity Pulsed Ultrasound Ineffective in Speeding Recovery From Tibial Fractures [ 原文(アブストラクト)を読む⇒ ]

公表日:2016/11/7
カテゴリー:APTA News
【要約】
BMJ掲載論文によると、脛骨骨折に対して家庭で利用できる低出力超音波パルス(LIPUS)装置には、治癒・機能回復効果はなかった。この研究の結果、整形外科医は治療法転換を強いられることとなり、またFDAの医療機器承認過程には欠陥が見出された。同研究は481名の脛骨骨折・髄内釘固定成人患者を対象とするRCTで、すべての患者にLIPUS装置を渡して1日20分使用するよう指導したが、半数は偽装置であった。画像所見・自己報告健康状態調査票(SF-36)の回答から得られた結果では、LIPUS使用と偽デバイス使用との間に効果差はなかった。この結果は開放骨折でも同様であった。同デバイスは北米では脛骨骨折術後23%の症例で処方されており、現場へのインパクトは大きい。なお、FDAに認可された99の装置の内43は、臨床試験の結果判明前に認可されていた。この種のデバイスの有効性は、偽デバイスを対象とするRCTで決定されるべきである。
関連するメディカルオンライン文献
  1. 当院における脛骨開放骨折に対する初期治療の検討
  2. 1. 脛骨近位部骨折治療総論 : 基礎知識と最近の話題
  3. 髄内釘により治療した脛骨骨折に対するLIPUS照射の有用性の検討
  4. 超音波治療が有効であった舟状骨遷延治癒骨折症例の検討


APTA(American Physical Therapy Association)発表の理学療法関連情報から、主な記事(日本語)とそれに関連するメディカルオンラインの文献を紹介しています。
Reprinted from "Study: Low-Intensity Pulsed Ultrasound Ineffective in Speeding Recovery From Tibial Fractures", PT in Motion, "11/2016", with permission of the American Physical Therapy Association. This material is copyrighted, and any further reproduction or distribution is prohibited.
(制作協力:Silex 知の文献サービス

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